「素敵」という言葉があります。
ふと、「素敵って「優れている」「素晴らしい」という意味だよね。それなのに何で「敵」の漢字が使われているんだろう?」という疑問が。
調べてみると、ふんふん、なるほど~!の発見。
面白かったので皆さんにもシェアしますね!
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素敵の意味
まずは「素敵」の意味のおさらいから。
「素敵」は、辞書によれば、「自分の気持ちに合っていて、心を引かれるさま、非常にすぐれているさま」という意味です。
例えば、「今日の服装、素敵だね。」といった形で使いますよね。
また、昔は素敵を「程度がはなはだしいさま」という意味で使っていたそうです。
「素敵に堅そうな首を」は、「とても堅そうな首を」という意味になります。
(どんなシチュエーションやねん!笑)
私は2つ目の意味は今回初めて知りました。
現在ではもう見ない使い方ですね。
言葉の進化を感じますね~
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素敵の語源
それでは本題。
「素敵」という言葉にはなぜ「敵」の漢字が使われているのでしょうか?
結論から言うと、これといった明確な理由はなく、元は「素的」と言っていたものが、いつの頃からか「的」が「敵」の字を当てられるようになったようです。
どういうことでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
「素敵」は江戸時代の後期の頃に使われるようになった言葉で、もとは先ほどご紹介したとおり「はなはだしい」という意味があり、最初は「素的」という漢字が使われていたそうです。
この「的」はいわゆる当て字で、他にも「素適」とする用例もあるようです。
この「的」が「敵」に入れ替わったということなのですが、それがいつの頃から、なぜかは不明。
大正の頃から「素敵」が使われ始め、昭和に入って定着したとも言われます。
さらに調べてみると、「敵」の文字は「匹敵・敵(かな)わない」から用いられたものとする、という説もありました。
対抗できない、勝てないとき、「敵わない」といいますが、「素晴らしすぎて敵わない」から「素敵」になったというものです。
私はこの説はもっともらしいかな~と思いました。
いずれにせよ、今回の調査ではこれだ!という理由は突き止められませんでした。
うーん、やはり奥深い日本語の世界。
ご存知の方、教えてもらえると嬉しいです!
素敵を英語で言うと?
さて、「素敵」を英語で言いたいときは何と言えばいいでしょうか?
これには状況(シチュエーション)によって色々な言い方が考えられると思います。
例えば「彼女の服装はとても素敵だね」という場合は「Her cloth is so lovely.」と言えるでしょう。
また、「あなたの笑顔は素敵ですね。」は「Your smile is nice.」と言えると思います。
逆に「That’s wonderful!」は「それは素敵だね!」と訳すことができます。
つまり、「素敵」は一つの日本語に対応しているわけではなく、場所や状況によって様々な表現ができる、ということを知っておくと良さそうですね!
まとめ
いかがでしたか?
「素敵」という言葉の意味や語源、英語での表現方法についてご紹介しました。
今回は肝心の「なぜ「敵」の字が使われているのか?」については明確な理由を見つけることができませんでした。
もし教えてくださる方がいたらとても素敵です!(笑)
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