先日、アメリカに旅行したときのこと。
旅行ガイドブックには「ホテルのハウスキーピングには枕の上に1~2ドルのチップを置いておくこと。」と書いてありました。
え?1ドルがいいの?2ドルが正しい?一体いくら払えばいいの~?!
迷ってしまったので調べてみたら、へ~そうなんだ!の発見。
せっかくなのでシェアしますね!
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ハウスキーピングへのチップの金額
で、調べてみました。
結論は…
「金額に一定の基準はあるが、明確な答えはない」
でした!
どういうことでしょうか?
順に解説していきますね!
アメリカン・ホテル・アンド・ロッジング協会(AHLA, American Hotel & Lodging Association)という団体があります。
これは、アメリカのホテル産業における唯一の業界団体。
こちらのホームページでは、アメリカのホテルに支払うべきチップの基準額を紹介しています。
その中にハウスキーピング(部屋の清掃員)に対するチップの金額もあり、それによれば、
「部屋の清掃員に対しては、1日あたり1~5ドルのチップを払う」
ことが推奨されていました。
これが一つの明確な基準と言えそうです。
ですが、それ以上の情報はなし。
他のウェブサイトも何個かのぞいてみたのですが、明確なルールを見つけることはできませんでした。
結論。
一定の基準はありますが、具体的な金額の明確なルールは見つけることができませんでした。
何せアメリカ人でもチップの金額に迷うほど。
迷うのも当然ですよね~
でも逆に言えば、ルールはないのだから、受けたサービスに自分がどれくらい感謝したかの度合いに応じて、自分で自由に決めれば良い、そう割り切ってしまうこともできそうです。
実際、アメリカ人でも全然チップを支払わない人もいれば、一晩あたり20ドルを基準にしている人もいたり、実に様々のようです。
ちなみに私は「ベッドの数=1ドル」を基本としています。
シングルルーム=1ドル
ダブルベッドルーム=2ドル
トリプルベッドルーム=3ドル
という具合です。
こんな感じで自分の中で一定の基準を持っていれば、いざという時に悩まなくてすみますよね。
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チップは正しい場所に置くこと
さて、次の疑問は、
「チップはどうやって清掃員に渡すのが正しいのか?」
です。
先述のガイドブックには「枕の上に置いておく」と書いてありました。
なぜ「枕の上」に置くのでしょうか?
それは、枕の上に置くことで、「このお金は清掃員の方へのチップですので受け取ってくださいね。」という意思表示になるからです。
アメリカのチップについての情報を紹介するサイトを見ていると、「大事なことはチップがきちんと清掃員の手元に届くことである」と書かれていることが意外に多いです。
逆に言えば、チップが清掃員に渡らないことが意外と多い、ということなのでしょう。
サイトでは、悪いチップの渡し方の例として、ホテルのフロントやベルボーイに「これ、清掃員に渡してね。」と預けることや、部屋の中でも目立たない場所に置いておくことなどが挙げられています。
これに対して、枕の上、ベッド脇のサイドテーブル、机の上、バスルームのカウンターの上に置いておけば、それが間違いなくベッドメーキングをしてくれる清掃員に向けたチップですよというサインになり、確実に清掃員の手に渡るのです。
サイトによっては、チップを封筒に入れ、メッセージを添えるとなお確実である、と解説もありました。
そこまでしなくても、置く場所さえミスらなければ、チップは確実に清掃員の手に渡ると思います!
チップは日ごとに置くこと
最後にもう一つ大事なこと。
それは、連泊する場合、チップは最後の日にまとめて数日分を置くのではなく、日ごとに置くようにすること。
なぜなら、清掃員は日によって変わる可能性があるからです。
もし最後の日にまとめて置くと、たまたま最後の日に清掃する人だけが美味しい思いをしてしまう、ということですね。
そう言われればそうですよね。
清掃してくれる人全員に気持ち良くサービスしてもらえるよう、気をつけたいものですね!
まとめ
いかがでしたか?
アメリカのホテルでベッドメーキングに支払うチップの適正額についてご紹介しました。
チップの文化がない日本人には少々難しく感じると思いますが、2~3回やればすぐに慣れますから大丈夫ですよ!
「知らなかった!」「面白かった!」という方は、ぜひシェアをお願いしますね♩
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