先日、知り合いのアメリカ人が「カリフォルニアの南の方には野生のライオンがいて、ごくまれに人が襲われるんだよね」と言ってました。
ちょっと待てよ!ライオンってアフリカにしかいないんじゃないの?
調べてみると「へ〜そうだったんだ!」の驚き。
面白かったので、皆さんにもシェアします!
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アメリカには野生のライオンがいるって本当?
結論から言えば、イエスであり、ノーです。
一体どういうことでしょうか?
順番に解説していきますね。
アメリカには「ピューマ」という、ネコ科に属する大型の肉食獣が生息しています。
ピューマは「クーガー(cougar)」「アメリカライオン(American lion)」「マウンテン・ライオン(mountaion lion)」「パンサー(panther)」「カタマウント(catamount)」などの多くの別名を持っています。
北米では単に「ライオン」と呼ばれることも。
生息地域は北米・中米・南米地域に広く分布しています。
一方で、いわゆる「ライオン」は、食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される肉食類です。
生息地はアフリカ大陸と一部のアジアです。
ピューマとライオンは、同じネコ科の中でも、ピューマはネコ亜科、ライオンはヒョウ属であり、別の動物です。
また、生息地についても、ピューマはアメリカ大陸、ライオンは主にアフリカ大陸なので、生息地的にも別の動物ということになります。
つまり、私の友人のアメリカ人が言っていた「ライオン」は、ピューマのことを指していたんですね!
な〜るほどじゃないですか?面白いですよね〜
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ピューマは人を襲うのか?
さて、ピューマはご覧のとおり肉食獣ですが、本当に人を襲う危険な動物なのでしょうか?
ピューマはカミソリのように鋭い爪を持ち、体重も90kg以上になることも。
走るスピードも最高速度80㎞/hの俊足を誇ります。
ピューマも動物。身の危険を感じれば、人を攻撃してくることもあります。
そして、その大きさから、ひとたびピューマに襲われれば、大きなケガや死に至る可能性が高くなるのです。
現に、北米では年平均6件程度のピューマに襲われる事件が発生し、中には稀に死亡事故もあるそうです。
それでは、万一ピューマと遭遇したら、どのように身を守ればよいのでしょうか?
アメリカ合衆国国立公園局ホームページが紹介する、ピューマに遭遇した際の身の守り方によれば、通常ピューマは立っている人間は獲物とは見なさないので、近くにピューマがいるとわかったときは、しゃがんだり背を向けたりせず、背筋を伸ばして立ちながら、ゆっくり後退するのが良いとされています。
もしピューマが近づいてきたら、腕を高く上げたり、ジャケットを着ている場合はそれを広げて体を大きく見せると有効。
これだけでピューマは逃げ出すでしょう。
もしそうならない場合は、石や木の枝、その他何でもいいので、マウンテンライオンに向かって投げつけたり、戦うようにしましょう。ひるんではいけません。
だそうです。
「戦うようにしましょう」って簡単に言うけどさ~てカンジではありますが、もしそんな状況になれば火事場の何とやらで一生懸命戦うのでしょうか。
もちろんピューマと遭遇しないことが一番ですけどね。
山歩きやキャンプを予定している人は知っておくとタメになるかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたか?
アメリカにライオンは生息するのか?について、また万一遭遇した場合の対処方法について解説しました。
「知らなかった!」「面白かった!」という方は、是非シェアをお願いしますね♪
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