豚コレラが国内で26年ぶりに発生したとのニュースが流れています。
何か鳥インフルエンザと同じような怖さを覚えるのは私だけではないはず。
豚コレラは危険なのか?
ヒトに感染するのか?
気になって調べたら、なるほど~の連続だったので、皆さんにもシェアします!
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豚コレラをめぐる最近のニュース
最近、豚コレラという言葉を毎日のようにニュースで見かけるようになりました。
今日も朝日新聞で以下のニュースが報じられました。
豚コレラ、岐阜県外に拡大 愛知・長野・滋賀・大阪でも
岐阜県内で昨年9月以降、発生が相次いでいた家畜伝染病「豚コレラ」について、農林水産省は6日、愛知県豊田市の養豚場で飼育している豚で感染を確認したと発表した。また、この農場から豚が出荷された長野、岐阜、滋賀、大阪、愛知の5府県の農場の豚でも感染が確認されたという。一連の感染拡大の中、岐阜県外の施設で発生が確認されるのは初めて。
豚コレラをめぐっては昨年9月、国内の施設では26年ぶりとなる発生が岐阜市内で確認された。以降、岐阜県内の豚やイノシシの施設で計7例の発生を確認し、約1万頭の豚と22頭のイノシシを殺処分していた。
野生のイノシシがウイルスを拡散している恐れがあるとして、岐阜県が防護柵をつくるなどして感染拡大の防止に取り組んでいた。
農水省によると、豚コレラは、豚とイノシシの病気で人には感染せず、感染した豚などの肉を食べても人体に影響はないという。
昨年、岐阜県内で26年ぶりに豚コレラの発生が確認され、それ以降、感染拡大を防ぐため、大量の豚やイノシシが殺処分されてきたにもかかわらず、感染が拡大している、といった内容です。
2019年2月6日09時23分 朝日新聞デジタル
ニュースの最後には、豚コレラは人には感染しないときちんと書かれています。
それでも、何か忍び寄る危険みたいな不安を覚える方は多いのではないでしょうか。
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豚コレラとは?
そもそも豚コレラとはどういう病気なのでしょうか?
ここで豚コレラについてまとめておきます。
豚コレラ(とんこれら、ぶたこれら)とは、豚コレラウイルスにより起こる、豚やイノシシのウイルス性伝染病のことです。
強い伝染力と高い致死率が特徴とされ、発症すると発熱や出血性病変が特徴とされます。
豚コレラの治療法は無く、発生した場合の影響が大きいため、家畜伝染病予防法における家畜伝染病に指定されています。
豚コレラは世界各国に分布しており、特に中国で多くの発生例が報告されています。
一方で、北米やオーストラリア、スウェーデンなどでは清浄化を達成しています。
日本では、明治時代に北海道で発生したのが最初と言われており、その後全国各地で発生し、家畜産業に大きな被害をもたらしてきました。
しかし、1969年にワクチンが導入され、その後は大幅に減少。
2007年には国際獣疫事務局(OIE)の規約に基づき、日本も豚コレラの清浄国となりました。
日本では、1992年以降、豚コレラは発生していませんでしたが、昨年9月に実に26年ぶりに発生。
その後、2月6日までの間に、岐阜県で7件、愛知県で1件の発生が確認されるという事態となっているのです。
このとおり日本では清浄化に成功していた中、久しぶりに発生したので、大きな話題となっているのです。
なるほどですね〜!
豚コレラはヒトに有害なのか?
そこで気になるのが、豚コレラはヒトに有害なのか?ということ。
安心してください!
豚コレラは、ヒトには感染しません。
農林水産省ホームページでも、
「豚コレラは豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。」
と明確に断言しています。
しかし、怖いのは風評被害です。
別の報道によれば、豚コレラの発生している都道府県の精肉業者やジビエ肉加工業者などには、すでに肉の安全性に関する問い合わせが寄せられているといい、関係者は安全性のPRに躍起となっている、とのことです。
風評被害は、東日本大震災の時、私が住む東北地方の農産物が日本の他の地域で買い控えにあったり、海外での輸入規制がなかなか解けなかったりで、大いに悩まされた記憶があるので、私も人ごとではありません。
こういう時は、消費者の正確な情報に基づく落ち着いた行動が何より重要になってきます。
皆さん噂にまどわされず、冷静に行動して欲しいと切に思います!
まとめ
いかがでしたか?
豚コレラをめぐる最近のニュースや、豚コレラについてなどをご紹介しました。
豚コレラ騒動の1日も早い終息と、風評被害が起きないことを切に願うばかりです。
「知らなかった!」「興味深かった!」という方は、是非シェアをお願いします♪
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