「十八番(おはこ)」という言葉があります。
ふと、何で「じゅうはちばん」なのに「おはこ」と読むのだろう?と気になって夜も眠れなくなってしまいました(嘘です)。
調べてみたら、そういうことか~!の驚きだったので、シェアしますね♪
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「十八番(おはこ)」の意味
まずは「十八番(おはこ)」の意味をおさらいしておきましょう。
「十八番」は「じゅうはちばん」とも「おはこ」とも読みます。
辞書によれば、どちらの読み方も正しく、どちらも「最も得意とする芸や技」のことを意味します。
例えば、
「このネタは、あの芸人さんの十八番(おはこ)だよね」
「彼の十八番(おはこ)の歌が流れると、場はいつも盛り上がる」
なとといった形で使われますね。
また、「おはこ」は、よくやる動作や行為、口にする言葉、くせ、といった意味でも使われます。
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「十八番」を「おはこ」と読む理由
では、「十八番」をなぜ「おはこ」と読むのでしょうか?
これは「十八番」の語源をたどっていくと分かります。
語源は諸説あるようですが、最も有力なのは、江戸時代に歌舞伎役者の市川團十郎(いちかわだんじゅうろう)が、代々の團十郎がそれぞれ得意としていた18の演目を集めて、これを「歌舞伎十八番」と呼んだことがはじまり、とするものです。
それらの台本を箱に入れて大切に保管していたことから、十八番を「おはこ」と読むようになった、といわれています。
他の説としては、その昔、高価な茶器や書画等が本物であることを示すため、鑑定した人の署名である「箱書き」を添えて箱に入れたことから、本物の芸を「おはこ」と言うようになった、というものがあります。
この説は、「十八番」を「おはこ」と読む直接の理由とはなっていませんが、それでもいつの時代からか、二つの言葉の箱つながりで、意味が混じり合ったのでしょうか。
いずれにせよ、なるほど、言葉にはルーツがあるんだな~と思いました!
日本語ってホント、奥深い言葉ですね♪
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「十八番(おはこ」を英語で言うと?
最後に、十八番(おはこ)」を英語では何と言えばよいのでしょうか?
辞書によれば、十八番(おはこ)は、
one’s speciality
one’s hobbyhorse
one’s forte
などが紹介されていました。
hobbyhorseやforteは珍しい単語ですね~。
hobbyhorseは、メリーゴーランドの木馬や子どもがまたがって遊ぶ木馬のことを指し、転じて得意な話題やおはこといった意味があるそうです。
forteは音楽で習ったいわゆる「フォルテ」で、語源はイタリア語の「強い」という単語。長所や得意な分野、という意味だそうです。また、フェンシングの剣の腰という意味もあるそう。
私ならどっちの単語もとっさには出てこない自信があります!(笑)
なので「one’s speciality」を使うかな~?と思いました。
まとめ
いかがでしたか?
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