麻しん・はしか・風しん、どれが何でどういう病気?違いを一気に解説!

ニュース等で話題になっている風しんや麻しんやはしか。

でも、これらの病気って、違いが分かりづらいと思いませんか?

どれが何で、どういう病気なのでしょうか?

気になって調べたら、お~なるほど!だったので、シェアしますね♪

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麻しんとは?

まずは麻しんについて見ていきましょう。

麻しん(麻疹、ましん)とは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。

麻しんに感染すると、約10日後に発熱せき鼻水といった風邪のような症状が出ます。

熱が2~3日続いた後、39以上の高熱発しんが全身に出現します。

肺炎や中耳炎、脳炎との合併症となる場合もまれにあります。

麻しんウイルスは、空気感染飛沫(ひまつ)感染接触感染により、ヒトからヒトへ感染します。

その感染力は非常に強いと言われ、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。

一方で、一度感染して発症すると、免疫が一生持続します。

麻しんは、かつては定期的に大流行するような病気でした。

しかし、医学が進歩し、ワクチン予防接種による予防方法が確立されたため、現在では患者数は世界的にも非常に少なくなっています。

麻しんは、日本では江戸時代以降は「はしか」と呼ばれ(漢字では同じく「麻疹」と書きます)、こちらの呼び方のほうが一般的となっています。

また、一度かかるともうかからないことから、「二度なし病」とも呼ばれてきました。

つまり、「麻しん」と「はしか」は同じものなんですね。

ここ、今日の1つ目のポイントです!

ちなみに、「恋ははしかのようなもの」という言い回し、聞いたことありませんか?

はしかのようなもの」は、通過儀礼のようなもの、多くの人が一度は通る道、といった意味の慣用句です。

しかし、上記のように麻しんにかかること自体が珍しくなってきたため、この慣用句も死語化しつつあると言われています。

時代とともに言葉も変わるいい例ですね。


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風しんとは?

次に風しんについて見ていきましょう。

風しん(風疹、ふうしん)は、風しんウイルスによって引き起こされる感染症です。

風しんに感染すると、約2~3週間後に、発熱発しんリンパ節の腫れなどの症状が現れます。

風しんの症状は、子どもでは比較的軽いといわれますが、まれに脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。

また、大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いと言われています。

風しんウイルスは、飛沫感染により、ヒトからヒトへ感染します。

その感染力は、麻しんよりは弱いですが、インフルエンザよりは強いとされます。

また、発しんの出る前後の約1週間は、人に感染させる可能性がありますので、要注意です。

そして、風しんも麻しんと同様、一度かかると、基本的には生涯もうかからないと言われています。

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風しんの予防も、ワクチンの予防接種でほぼ防ぐことができます。

世界的にもワクチンの予防接種が浸透したため、風しんはかつてのような大流行はなくなりましたが、それでも一部の地域では日常的な病気であり続けています。

ところで、風しんは別名「三日はしか」や「三日ばしか」とも呼ばれます。

その症状や一度かかるともうかからないところなどがはしかと似ていることなどから、こう呼ばれるようになったのでしょう。

このとおり、はしかと風しんは基本的には似たもの同士で、ともすれば混同されがちです。

ここいらへんが、はしかと風しんの違いが分かりづらい理由かもしれませんね。

今日の2つ目のポイントですよ!

近年の流行の原因

さて、麻しん(はしか)も風しんも、ワクチン予防接種による予防が確立され、今では世界的にほぼ克服されたとされる病気です。

ところが、2018年ごろから、風しんや麻しんが流行しつつあるというニュースをよく見かけるようになっています。

これは一体どういうことなのでしょうか?

麻しんの流行の原因は?

まず麻しんの流行の原因について。

ご紹介したとおり、麻しんはかつての日本ではごく一般的な病気でした。

しかし、麻しんは現在では、日本は世界保健機関(WHO)により、麻しんの排除状態にあると認定されており、現在は海外からの輸入例による発症を認めるのみとされています。

麻しんという病気はこのとおり今やレアもののはずなのに、最近ニュースになっているのは、生まれ年によって世代で予防接種の回数が異なるため、海外から持ち込まれた麻しんウイルスにかかりやすい世代が少なからず存在するからなのです。

どういうことでしょうか?

日本では現在、麻しんワクチンの予防接種は2回受けることになっています。

ですが、1966年に開始された当初は、任意接種だったり、1回接種だったりでした。

このため、世代によって免疫の度合いにばらつきがあるのです。

具体的に見ていきましょう。

1 1977年よりも前に生まれた世代

麻しんのワクチン接種は1966年に開始されましたが、1978年に定期接種となるまでは任意でした。

このため、1977年以前に生まれた人の多くは、ワクチン接種を受けていません。

一方で、この時代は麻しんにかかる機会がまだ多かったため、自然に免疫ができている可能性も高いと言われています。

2  1978年から2005年生まれの世代

この時代は1回の定期接種だったので、十分な免疫力がついていない可能性があります。

ただし、2007年に麻しんの大流行があった時、その翌年から5年間、1990年~1999年生まれの人には追加接種の機会が設けられましたので、その時に2回目を受けている可能性があります。

3 2006年以降生まれの世代

2回の定期接種となっているので、きちんと受けていれば、生涯免疫を獲得できていると考えられます。

 

風しんの流行の原因は?

次に風しんの流行の原因について。

こちらも麻しんの流行の原因と似ていて、風しん予防接種のこれまでの変遷の経緯から、接種回数がゼロ回から2回までバラツキがあるのです。

具体的にはこのような形となっています。

1 1962年よりも前に生まれた世代

まだ風しんワクチンの接種が開始されていません。

自然感染して抗体を保有している可能性もありますが、それ以外の方は計2回のワクチン接種をお勧めします。

2 1962年から1979年の間に生まれた世代

1962年は女性のみ中学校で風しんワクチンの集団接種が施行された年ですが、回数は1回のみです。

また、男性はほとんどが未接種です。

計2回のワクチン接種をお勧めします。

3 1979年から1987年の間に生まれた世代

男女とも中学生時に定期接種が開始されましたが、医療機関での個別接種であり、接種率は低い年代です。回数も1回のみです。

計2回のワクチン接種をお勧めします。

4 1987年から1990年の間に生まれた世代

男女とも1~7歳半に定期接種(医療機関での個別接種)が開始された年代ですが、回数は1回です。

計2回のワクチン接種をお勧めします。

5 1990年から2000年の間に生まれた世代

男女とも2回の定期接種(医療機関での個別接種)に相当する年代ですが、2回目の摂取率が高くない世代です。

対象期間に2回目の接種を受けていなければ、追加接種をお勧めします。

6 2000年以降に生まれた世代

2回の定期接種となっているので、きちんと受けていれば、生涯免疫を獲得できていると考えられます。

ご自分が麻しんまたは風しんにかかったことがあるかどうか、予防接種を受けているかどうか、この機会に母子手帳などで確認してみるといいかもしれませんね。

また、これから予防接種を受けることを検討されている方へ。

予防接種は保険がききません。

代金は医療機関によって異なりますが、だいたい数千円~1万円程度と、結構値が張ります。

ただし、お住まいの自治体によっては助成が受けられる場合もありますので、まずは自治体のホームページをチェックしてみることをおすすめします。

(このブログでは簡略化のため年のみで表記していますが、実際の接種状況は年月日により細かく分かれますので、詳細は厚生労働省国立感染症研究所などのホームページで確認するようにしてください。)

まとめ

いかがでしたか?

麻しんとはしかは同じものであること、麻しんと風しんは似通っている病気であり、しばしば混同されてきたことなどをご紹介してきました。

私も今回をきっかけに、自分の母子手帳をふり返ってみたいと思います!

「知らなかった!」「面白かった!」という方はシェアをお願いしますね♪

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