毎年冬から春にかけて流行するインフルエンザ。
私は今年、子どもが受験生なので、家族全員で予防接種を受けました!
私にとっては実に10年以上ぶりの予防接種。病院が激混みで大変でしたが、おかげで今のところインフルエンザにはかかっていません。
最近はテレビでよくインフルエンザのニュースを見かけるようになりましたが、ふと、「海外と日本ではインフルエンザの予防策に違いはあるのだろうか?」と気になり。
調べてみたら、おお!そうだったのか!の発見が。皆さんにもシェアしますね♪
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Contents
海外のインフルエンザ予防策
海外におけるインフルエンザ予防策はどんなふうに行われているのでしょうか?
世界保健機関(WHO, World Health Organization)によれば、インフルエンザ予防の最善策は、毎年インフルエンザ予防摂取を受けることである、とされています。
インフルエンザのウイルスは毎年進化するため、WHOは年2回、流行するおそれのあるインフルエンザに効くワクチン組成の情報提供を行っているとのこと。
ま、これは日本でも一緒ですね。私も今年受けましたもん、はい。
また、Medical News Todayは、インフルエンザの予防に有効な5つの手法を紹介しています。
こちらが海外でのインフルエンザ予防に参考になりそうだったので、ご紹介しますね♪
1 インフルエンザの予防接種を受ける
やはりこちらでも「予防接種を受ける」が1番目となっています。
インフルエンザワクチンは、2005年から2014年の10年間の間にアメリカで4万人の命を救ったと推測されているとのこと。
もしインフルエンザの感染を防げなかったとしても、合併症や死亡の可能性を減らすことにもつながるため、予防接種は受けるべきだとしています。
ところで、インフルエンザの予防接種は、予防策としてどれくらい効果があるのでしょうか?
インフルエンザのウイルスとワクチンが合致した場合、インフルエンザの予防接種はインフルエンザのリスクを40~60パーセント減少させることができるとのこと。
また、高齢者の重症化を防いだり、小児の合併症による入院を60%減少させたりする効果もあるとか。
確かに「予防接種をしたのにインフルエンザにかかってしまった…」という話をしばしば耳にしますが、完全に100%とまではいかないまで、これくらい高い確率で感染の可能性を下げてくれるのなら、受けてるに越したことはないと言えますよね。
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2 良い健康習慣を実践する
インフルエンザは感染症なので、感染しない・させないための健康習慣を行うことも有効策であるとされています。
以下の習慣が推奨されています。
・もしインフルエンザになってしまったら、他の人との接触をできるだけ避ける
・症状が治まった後も、少なくとも24時間は学校や会社を休む
・くしゃみやせきをするときはティッシュペーパーで鼻や口を覆い、使用後はただちにゴミ箱に捨てる
・手洗いを徹底する
・手洗いの前に目・鼻・口にさわらない
・手すりやドアノブなど多くの人が触る場所を消毒する
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3 インフルエンザの薬を服用する
これはどういうことかというと、インフルエンザにかかってしまった場合、最初の2日間にタミフルやリレンザ、ラピバブなどの薬を服用すると、症状が軽減される、というもの。
完全な予防というわけではありませんが、症状を軽減することで、合併症や死亡のリスクがより減ることにもなるので、可能なら試す価値はありそうです。
ちなみに、薬を飲んでも予防接種の代わりには決してなりませんので、誤解のないように!
4 体の免疫力を高める
これは風邪や他の病気にも言えることですね。
もしインフルエンザの菌が体内に入ってきても、体の免疫力が高ければ、自浄作用によって発症を防いでくれるというもの。
例えば、
・野菜やくだものを多く摂取する
・運動を心がける
・健康的なBMIを保つ
・毎日7~9時間の睡眠時間を確保する
・ストレスを減らす
といった方法が有効とされています。
また、栄養素で言えば、ビタミンDは免疫系の働きを活発にし、インフルエンザの予防に効果的とのこと。ビタミンDは魚やきのこに多く含まれます。
そして、ブルーベリーや赤ワイン、紅茶などに含まれるフラボノイドは、腸内の微生物と協力して重度のインフルエンザ感染から体を守ってくれる効果があります。
運動については、適度な運動は呼吸器感染症を3分の1に減らす一方で、激しい運動は感染症のリスクを2~6倍増加させる、との研究もあるそうです。
何事も過ぎたるは及ばざるが如しなんですね。
5 喫煙をやめる
研究によれば、たばこを吸う人は、吸わない人と比べて、インフルエンザを含む感染症のウイルスによる炎症反応が強くなるので、インフルエンザの予防や重症化の予防の観点からも、たばこを吸わないことが推奨されています。
たばこは百害あって一利なしと言われますが、インフルエンザでも同様ということですね。
日本と海外のインフルエンザ予防策の違い
さて、ここまで見てきて、日本で一般的な2つのある予防法が全然見当たらないことにお気づきでしょうか?
日本で当たり前だけれども、海外で行われていないインフルエンザの予防法とは何でしょうか?
それは、
「うがいをする」と、
「マスクをつける」
です。
え?何で?意外!と思われた方、多いのではないでしょうか?
でも、実は日本の厚生労働省も、インフルエンザの予防策としてうがいとマスクは挙げていないのです。
どういうことなのでしょうか?
日本では、うがいと手洗いが長い間衛生習慣として励行されてきた歴史がありますが、実はその組み合わせはほぼ日本でしか行われていないそうなんです。
ウイルスはのどに付着するとあっという間に細胞に侵入するため、うがいをしても効果がないとの研究もあり、行政や医学界ではうがいが絶対有効な予防として推奨していないのが現状なのだそう。
また、マスクについては、発病した人が付けると周囲への感染を減らす効果はありますが、感染していない人が付けても予防にはあまり効果がないという考え方が、現在の医学界では一般的なのだとか。
ウイルスの粒子は花粉や粉じんに比べるとあまりに小さく、マスクを容易に通り過ぎてしまうとか、正しい装着が出来ていない人が少なくないといったことがその背景にはあるようです。
私は、日本には「マスク信仰」ともいうべき、とにかくマスクをつけていれば安心、と考える人が多いような気がしますが、実はあまり意味のないことをやっているだけなのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
海外で有効とされるインフルエンザの予防法と、日本における予防法との違いについてご紹介しました。
こちらの記事を参考に、皆さんがインフルエンザにかからないことを願っています!
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