肉じゃがといえば、彼女に作って欲しい和食ナンバーワンですが(笑)、
その起源を辿ると、あの名将に深く関係していることをご存知の方は少ないのでは?
調べてみると、意外な事実が明らかに…!
面白かったのでシェアしますね♪
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ざっくり解説:肉じゃがの起源は?
肉じゃがといえば、じゃがいもの煮込み料理であり、家庭料理の定番ですね。
肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、糸こんにゃくなどの材料を、醤油・砂糖・みりんなどで味付けして煮込みます。
肉じゃがが作れるようになると、料理人初心者を卒業というイメージがありますよね♪
そんな肉じゃがの起源ですが、その歴史は意外と浅いのです。
ざっくり言うと、肉じゃがは、日露戦争時に連合艦隊を率いた海軍大将・東郷平八郎が料理人にビーフシチューを指示して作らせたのがきっかけで生まれたそうなんです。
どういうことでしょうか?
じっくり見ていきましょう。
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じっくり解説:肉じゃがの起源は?
東郷平八郎は、若い頃イギリスに留学していました。
彼は留学当時、よく食べていたビーフシチューの味が忘れられませんでした。
日本に帰国後、東郷はビーフシチューを海軍の艦上食としてはどうかと思い、料理長に作らせました。
しかし、料理長は当然ビーフシチューなんていう料理を知りません。
東郷の話だけを頼りに何とか再現しようとし、じゃがいもや肉などの材料を醤油と砂糖で味付けします。
「東郷さん、作つてみました。このやうな感じでせうか…」
「お、できたか!どれどれ…
ん?わしが食べたのと全然違うぞい!
…されど、これはこれで美味いであるな、でかした料理長!」
肉じゃがが誕生した記念すべき瞬間です!
(こんな会話が交わされたかどうかは分かりませんが(笑))。
ところで、日本のカレーライスは旧日本海軍が発祥ですが、カレーと肉じゃがって、実は材料は同じで味付けだけ変えればできちゃいますよね。
そのため補給がしやすいというメリットがあります。
肉じゃがは海軍食として一気に普及。
そして、海軍の兵隊さんたちが日本各地に寄港した際に肉じゃがを伝え、全国に広まったと言われているのです。
以上は肉じゃがの起源にまつわる諸説ある中のお話の一つ。
このエピソードは、京都府舞鶴市が、町おこしのために1990年代に宣伝し始めたことが始まりと言われています。
東郷が海軍舞鶴鎮守府初代司令長官として舞鶴市に赴任した際に、料理長に命じて肉じゃがを作らせた際のレシピが残っているというのが、舞鶴市が発祥の地と宣伝する根拠です。
そして、実はこれに対し、広島県呉市も「いやいや肉じゃが発祥の地はうちだ!」と名乗りを上げているのです。
東郷は、舞鶴市に司令長官として赴任する前に、参謀長として呉市に赴任しており、肉じゃがのエピソードはその時のものである、というのが呉市の論拠です。
かくして、舞鶴市と呉市の肉じゃがをめぐる終わりなき論争が繰り広げられることに。
…とは言っても、実は両市はこのライバル関係を逆手にとって、互いにPRに協力しているのだとか。
ちなみに、舞鶴市の肉じゃがは男爵を使うのに対し、呉市の肉じゃがはメークイーンを使うそうですよ。
時間があれば食べ比べてみたいですね!
まとめ
いかがでしたか?
肉じゃがにまつわる歴史をご紹介しました。
皆さんもよかったら、東郷平八郎に思いを馳せながら、舞鶴市と呉市で肉じゃが放浪記なんてのも楽しいかもしれませんね!
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