最終日のことを何で千秋楽と呼ぶの?その語源は?

歌舞伎や相撲の公演の最終日を「千秋楽」といいますよね。

これ、単に「最終日」で良さそうなのに、なぜ千秋楽と呼ぶのでしょうか?

気になったので調べてみたら、思いもよらない理由がありました!

面白かったのでシェアしますね!


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千秋楽の語源は?

「千秋楽(せんしゅうらく)」という言葉の語源は、ざっくり言うと、雅楽の曲「千秋楽」に由来する、というのが一般的な説のようです。

どういうことでしょうか?

順番に解説していきますね。


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千秋楽とは?

まずは千秋楽についておさらい。

ブリタニカ国際大百科事典によれば、千秋楽とは、歌舞伎、人形浄瑠璃(じょうるり)、相撲など演劇・芸能の興行の最終日のことを指すと解説されています。

略して「楽日(らくび)」とも言われます。

千穐楽」と、「秋」の漢字ではなく、秋の異字体である「穐」の字を当てたりもします。

これは、江戸時代の芝居小屋は特に出火や延焼に悩まされることが多かったことから、「火」を含まず、縁起の良い「亀」を含む「穐」を使うようになった、と言われています。

千秋楽の語源は雅楽に由来

千秋楽の語源は諸説あるようですが、雅楽を演奏する際に、一日の最後に演奏する曲が必ず千秋楽であったことから来ているとするのが一般的です。

日本では昔から法要の最後に「千秋楽」が退出楽として演奏される慣習がありました。

この慣習から、舞台や相撲の興行の最後の日を「千秋楽」と呼ぶようになったと言われているのです。

ここで気になるのが、雅楽「千秋楽」とはどんな曲なのか?ということ。

こんな感じです。我々日本人なら一度はどこかで聞いたこと、ありますよね?

この曲は、その昔、監物頼吉(けんもつよりよし)という人が作曲したものと言われています。

今から約1000年前、後三条天皇(在位1068~1072年)の大嘗会(だいじようえ)の際に、笛の名人で風俗所預の役目にあった監物頼吉が天皇の命によって作ったものと伝えられています。

天皇がその年の稲や収穫物を神様にお供えして、自らも食する「新嘗祭(にいなめさい)」のうち、即位後に初めて行うものを大嘗会または大嘗祭と呼びます。

また、中国の古代国家・唐(618~907年)の皇帝・玄宗に由来するとの説もあります。

中国の皇帝の誕生日は「~節」と言って祝日とされてきました。

玄宗皇帝のそれは「千秋節」と呼ばれており、その時に演奏されるお祝いの曲が千秋楽であり、これを後に遣唐使が日本に伝え、日本風にアレンジされたのが現在の雅楽の千秋楽であるというものです。

いずれにせよ、千秋楽はとても古い歴史があるということになりますね!

まとめ

いかがでしたか?

千秋楽という言葉の語源について解説しました。

普段何気なく使っている言葉の裏に、こんな長い歴史が隠されているだなんて思いもよらず。

日本語って奥深い言葉だなあと改めて思いました!

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