10月の秋まっただ中の今、全国的に桜が咲いたとの情報が話題となっています。
桜は春の代名詞。秋のこの季節に桜が咲くなんて一体どうなっているのか…?
原因を調べてみると、今年の気象情報ならではの理由があるようなのです。
とても興味深かったのでシェアしますね!
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10月なのに桜が開花?
ウェザーニュースが10月16日に伝えたところによれば、10月9日頃から、桜が今頃咲いているという情報が全国的に寄せられるようになったとのこと。
なんと、全国各地で350件もの開花情報が集まっているんです。
暖かい地域に集まっているのかと思いきや、東北や北海道でも桜が咲いているといいますので、これは全国的な傾向のようです。
このニュースは英BBCをはじめ海外のニュースサイトでも珍事として報じられています。
米タイム「台風が日本人の大好きな桜の花を珍しく早い時期に開花させる」
また、たまたま日本を訪れた外国人観光客の目も楽しませています。
外国人観光客は毎年春になると、日本の桜を鑑賞しに大勢来日しますが、毎年桜の咲く時期は変わるため、タイミングを合わせるのは大変。
それが期せずして秋のこの時期に、紅葉と一緒に桜の花までも楽しめるとなれば、ラッキーとしかいいようがありませんね!
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理由は台風?
この季節外れの桜。
なぜこの時期に咲くのでしょうか?また、なぜ今年だけなのでしょうか?
多くの専門家は、今年日本列島に相次ぎ来襲した台風の影響ではないかと指摘しています。
どういうことかと言いますと、桜は葉っぱが生い茂っているときは、葉っぱから出るホルモンが花を咲かせない働きをします。
なので春以外の時期は桜の花は咲きません。
しかし、今年は相次ぐ台風の影響で、葉っぱが吹き飛ばされてなくなりました。
その結果、開花を抑制するホルモンの働きが弱まり、開花につながったというのです。
また、台風が通過した後、20度を超える暖かい気温の日があったことも影響していると言われます。
そして今年はまさに台風の当たり年。
9月に日本に上陸し、関西空港を浸水させたほか連絡橋にタンカーを追突させた台風21号や、静岡県に大規模な停電を巻き起こした台風24号など、大型の台風が相次ぎました。
これらの台風により、全国の桜の木も例年以上に影響を受けたのは想像に難くありません。
秋の桜は、台風の当たり年の置き土産だったと言えそうですね。
そして気になるのは、来年の春の開花に影響が出るのか?
前出のウェザーニュースによれば、その心配はしなくてよさそうです。
確かに秋に咲いた分、翌春の花の量は少なくはなるようですが、全体に占める割合はごくごくわずかなので、ほぼ気にならないということです。
春のお花見は大丈夫なようですから、安心ですね!
まとめ
いかがでしたか?
秋に咲く桜の状況やそのしくみをご紹介しました。
毎年、秋にも桜を楽しめれば良いですが、でもあんな台風を何度も耐え忍ばなければならないのは嫌ですね。
この珍事、いつまで続くか見頃です!
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