あるメルマガ記事を読んでいたら、「兆万長者」という言葉に出くわしました。
え?ちょっと待って、「億万長者」なら知ってるけど、「兆」すか?
億万長者でもすごいイメージなのに、その上をいく兆万長者とは一体どんだけ金持ちなのか?
気になって調べたら面白いことが分かりましたのでシェアしますね!
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兆万長者とは?
兆万長者という言葉、調べてみたところ、ウィキペディアは存在せず、辞書にも載っていません。
比較的新しい言葉のようですね。
兆万長者と聞いて、私がまっさきに思い浮かべたのは「億万長者」という言葉です。
ひと昔前の世代の方であれば「百万長者」かもしれませんね。
これらはいわゆる「お金持ち」という意味ですね。
英語で百万長者は「millionaire」、億万長者は「billionaire」といいます。
というか、millionaireという英語の翻訳として百万長者という言葉が日本に入ってきた、という方が正しいかもしれません。
かつてはmillionaireがお金持ちを表す一般的な言葉でしたが、時代とともにお金のケタが増え、百万では収まりきらなくなってきたので、億という単位が用いられるようになってきました。
「兆万長者」は、その億を上回るほどのお金持ちのことを表したもの、と言えると思います。
さて、兆万長者に対応する英語は「trillionaire(トリリオネイラー)」です。
trillionは「兆」の意味です。
兆万長者という言葉が、日本語・英語のどちらが先かは分かりません。
ですが、一般的に日本よりも海外のほうがお金持ちの資産額が多いので、海外から持ち込まれた概念なのかもしれませんね。
ここで取材中に見つけた小ネタを一つ。
億万長者は英語で「the three-comma club(スリー・カンマ・クラブ)」とも言うみたいです。
英語のbillionは10億という意味で、数字で書くと「1,000,000,000」となり、カンマが3つ含まれますので、このように言うのでしょう。
スリー・カンマ・クラブ。何とも魅力的な言葉の響きではありませんか(笑)
となると、1兆は「1,000,000,000,000」ですから、カンマ4つでさながら「the four-comma club」とでも言うのでしょうか?
疑問に思ってGoogleで調べてみたら、ありました!
こちらの記事では、米Apple社が先ごろ時価総額1兆ドルを突破して「the four-comma-club」の仲間入りを果たした、と紹介されています。
クラブの他の会員の情報は今回調べきれなかったので、追ってご報告したいと思います!
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世界で初めて兆万長者になるのは誰か?
さて、海外では現在、誰が最も早く兆万長者になるのか?という議論が盛り上がっているのです。
どういうことでしょうか?
英語で兆万長者を指す「trillionaire」は、1兆ドル以上の資産を持つもの、という意味です。
1兆ドルもの資産を持つ個人は、人類の歴史上いまだ存在したことがありません。
しかし、最近の個人資産額の推移を見ると、数年以内には史上初の資産1兆ドル超えが登場しそうだ、というのです。
2018年2月2日付に米ニューズウィークが報じたところによれば、米アマゾン社の創始者であるジェフ・ベゾス氏が、史上初の兆万長者になる可能性がある、と報じています。
元記事はこちら。
記事によれば、ジェフ・ベゾス氏は、過去2年間で資産を3倍に増やし、このままのペースで資産が増え続ければ、4年以内に1兆ドルを超えるだろう、としています。
ジョン・D・ロックフェラー氏(推定純資産3,360億ドル)やアンドリュー・カーネギー氏(純資産3,010億ドル)といった、これまで世界で最も裕福な人物の称号を得てきた歴史的な人物をも上回ることになる、としているのです。
ところで世界一の富豪といえば、米マイクロソフト社の創始者であるビル・ゲイツ氏が連想されます。
確かに彼はいまだ世界有数の富豪として、あらゆるお金持ちランキングでトップを争っています。
しかし、2017年にはジェフ・ベゾス氏についに1位の座を明け渡しています。
ビルゲイツ氏は慈善団体への寄付も積極的に行っていますので、今後資産の増加は今までほどのハイペースでは推移しないだろうと考えられており、兆万長者に最も近いのがこのジェフ・ベゾス氏、ということなのです。
4年後に快挙達成となるか、注目したいですね!
まとめ
いかがでしたか?
兆万長者という言葉のご紹介と、世界の兆万長者の状況などについてご紹介しました。
兆の次は京?私ども庶民には遠すぎて付いていけましぇん(泣)
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