夏に欠かせませんがむしろ欠きたいものナンバー1、それは「夏バテ」でしょう(笑)
暑い気候は世界共通。ということは海外でも夏バテはあるはず。
海外の皆さんはどうやって夏バテを乗り越えているのでしょうか?
調べてみたら興味深いことが色々分かりましたので、皆さんにシェアします!
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Contents
日本の夏バテ対策
まずは日本の夏バテ対策をおさらい。
第一に思い浮かべるものは、土用の丑(うし)の日にうなぎを食べることでしょう。
ウナギには疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富に含まれていて、夏バテや食欲減退を防止する効果があります。
また、沖縄でよく食べられる豚肉にもビタミンB1が豊富に含まれています。
ミミガーやテビチなど、沖縄には豚肉を余すところなく食べる食文化があります。
これは、豚肉の持つ栄養素を無駄なく取り込むという生活の知恵と言えそうですね。
中国の「仙草」
次はお隣りの中国。
中国や台湾、香港では、ゴーヤや茄子、ヘチマなどの野菜が夏バテに効くと考えられています。
特に、シソ科の植物である「仙草(せんそう)」は、煎じて飲むと夏バテに効くと言われています。
最近では仙草ゼリーという、見た目コーヒーゼリーのようなデザートが、台湾や香港、シンガポールなどで人気となっています。
仙草ゼリーの作り方はこちら!(中国語)
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東南アジアではトロピカルフルーツ
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暑い地域では、辛いものを食べて、発汗を促して体温調整することが思い浮かびます。
インドのカレー、中国の四川料理、タイのトムヤンクン、メキシコのタコスなどなど、枚挙にいとまがありません。
しかし!そんな暑い地域代表の東南アジアでは、夏バテ防止にトロピカルフルーツも好まれるんです。
年中常夏の地域・東南アジアでは、スイカやマンゴスチンなどのトロピカルフルーツがよく食べられます。
特に、「フルーツの女王」と呼ばれるマンゴスチンには、消化吸収のよいショ糖・
果糖・ブドウ糖が含まれ、疲労回復を早めてくれるほか、果実類では珍しくビタミンB1が豊富なので、夏バテ効果の高い果物と言えます。
地域の気候や特性にあった食べ物がその土地にはきちんとあるんですね。感心してしまいます!
また、東南アジアをはじめ暑い地域では、ハイビスカスティーもよく飲まれています。
ハイビスカスに含まれるクエン酸は疲労回復に効果あり。
ハイビスカスティーはお茶ですが冷たくして飲むので、フルーティーな感じにするのが一般的なので、暑い時にリフレッシュできておススメです!
スペインのガスパチョ
スペインやポルトガルでは、夏になると「ガスパチョ」と呼ばれる冷たい野菜スープを好んで食べます。
トマト、きゅうり、玉ねぎ、パプリカ、パン、ワインビネガー、オリーブオイル、ニンニクに水を加えてペースト状にしたもの。
冷たくて飲みやすく、酸味が効いていて食欲も湧くので、夏バテ解消には最適です。
作り方はこちら!(英語)
また、スペインでは暑い日中はそもそも動かないで寝て過ごすという文化があります。
日差しが強くなる正午過ぎに休憩を取り、夕方前頃からまた働き始めたり活動を再開する。昼休憩の時間帯のことを「シエスタ(siesta)」と呼びます。
これは人間の一般的な体内時計の働きとも合っており、実は非常に合理的なんです。
羨ましすぎる。日本でも採用されないものでしょうか(笑)
ロシアのクワース
ロシアの夏にはクワースという炭酸飲料が欠かせません。
クワースは微炭酸・微アルコールの飲料。ロシアをはじめ東欧で広く飲まれている国民的飲料ですが、日本ではまずお目にかかれないですね。
クワースの作り方はこちらをご覧ください!
また、水の少ないモロッコでは、ミントティーがよく飲まれるそうです。
ハーブや香りの強いものは副交感神経の働きを活発にしてくれるので、ミントティーを飲めば気分がリラックスします。ミントは夏バテ防止にも最適の食材なんです。
まとめ
いかがでしたか?
世界には土地や風土にあった夏バテ防止の方法や食べ物があることが分かりました。
海外風の夏バテ防止法、皆さんも試してみてはいかがですか?
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