ニュースを見ていると、よく「玉虫色の決着」といった言葉が出てきますよね。
玉虫色とは「見方によってどのようにも解釈できるあいまいな(都合の良い)表現」という意味ですが、そもそも玉虫色ってどんな色なのでしょう?そもそも玉虫ってどんな虫?
ギモンに思ったので調べてみたら、面白いことが分かりましたので、ご紹介しちゃいますね♪
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玉虫色とはどんな色?そして玉虫とはどんな虫?
まずは、玉虫色とはどんな色なのでしょうか?
1 タマムシの翅 (はね) のように、光線のぐあいで緑色や紫色などに変わって見える染め色、または織り色。
2 見方や立場によっていろいろに解釈できるあいまいな表現などをたとえていう語。「玉虫色の答弁。
つまり、玉虫という虫がいて、その昆虫の羽が光の具合で色んな色に変わって見えるということなんですね。
玉虫とは、タマムシ科の甲虫で、体長約3.5センチの昆虫です。
細長い形をしていて、翅(はね)は緑色ベースですが金属のような光沢があります。
言葉で説明するよりも実際に見たほうが早いですね。
こんな虫です!
#二度と撮れない写真を貼れ
玉虫が翅を開いた瞬間。偶然撮れたけどこれはお気に入りだなー pic.twitter.com/GrOk9l0c1y— 雷牙 (@akf_03) 2018年5月11日
羽だけでなく体も光ってるんですね〜!
動画でも見てみましょうか。
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玉虫(タマムシ)は、北海道をのぞく日本全土に生息しています。
成虫は6~9月頃に見られます。
日中、特に日差しの強い日に活動し、エノキやケヤキなどの葉を食べます。
どうなんでしょう、最近はあまり見かけることがないような気がします。田舎のほうにはまだたくさんいるのでしょうか。
さて、玉虫の羽根はその美しさから、かつては装飾品の部品などに使われていました。
奈良県の法隆寺にある、7世紀に作られた仏教の工芸品「国宝・玉虫厨子(たまむしのずし)」は、金具の装飾のところに玉虫の羽を入れてあります。もっとも現在ではほとんどなくなっているようですが。
このことから、玉虫は昔から日本人の日常生活に身近な生き物だったということが分かりますね。
ちなみに、宮城県仙台市には「玉虫塗(たまむしぬり)」という伝統工芸があります。
玉虫の翅のように色んな色に光り輝く光沢を持った表面加工が特徴です。
まとめ
いかがでしたか?
玉虫は昔から日本人に身近な生き物として生息しており、そのことが日本語にも表れていることが分かりました。
次に玉虫を見かけたときは、今日ご紹介したようなことも思い出しながら観察すると面白そうですね!
「知らなかった!」「面白かった!」という方は、是非シェアをお願いします♪
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