サッカーで3点を取ると「ハットトリック」と言いますが、なぜ「スリーポイント」とか「トリプルゴール」ではなく、ハットトリックと言うのでしょうか?
気になって調べてみたら意外なことが分かりました。
W杯でのハットトリックにまつわるトリビアとともにシェアします。
これを見ればロシアワールドカップが10倍楽しくなるかも?!
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ハットトリックの語源はクリケットに由来
日本サッカー協会のホームページによれば、ハットトリックの語源には諸説ありますが、イギリス発症のスポーツであるクリケットに由来していると言われています。
クリケットで3人の打者を連続でアウトにすることは非常に難しく、これを達成した選手には、その偉業をたたえて高級な帽子が贈られ、大変な名誉なこととされました。
これがサッカーでも使われるようになり、1試合で3得点した場合をハットトリックというようになった、ということです。
「Trick」は手品、奇術、芸当といった意味がありますので、「帽子(Hat)をもらえるほどのすごい芸当」といういことですね。
(上記 日本サッカー協会ホームページ「ハットトリックの語源は?」参照)
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ワールドカップでのハットトリックにまつわるトリビア
だたでさえ滅多に出ないハットトリック。ましてや4年に一度のワールドカップでは珍しい現象です。
そこで!ワールドカップでのハットトリックにまつわるトリビアを集めてみました。
ワールドカップにおける初めてのハットトリックは誰?
1930年ウルグアイ大会のグループステージ「アメリカ対パラグアイ」戦において、アメリカのバート・パテノーデ選手が記録したハットトリックが、ワールドカップにおける初ハットトリックです。
この時はバーテ選手の決めた3点で、アメリカが3−0で勝利しました。
ワールドカップでこれまで記録されたハットトリックの回数は?
これまで記録されたハットトリックの回数は50回。
ちなみに一番最近のハットトリックは、2014年ブラジル大会・スイス対ホンジュラス戦において、スイス代表のジェルダン・シャチリ選手が記録したハットトリックです。
ハットトリックの最も少ない(多い)大会は?
2006年のドイツ大会は、ハットトリックが一度も達成されない唯一のW杯でした。
これに対し、最多のハットトリックが生まれた大会は1954年スイス大会。なんと8回ものハットトリックが達成されました。
最短時間でのハットトリックは?
最短時間ハットトリック記録は、 1982年スペイン大会のハンガリー対エルサルバドル戦で、ハンガリー代表キッシュ・ラースロー選手が69分、72分、76分のわずか7分間で達成しました。
最年少のハットトリックは誰?
最年少ハットトリックは、ブラジルの王様・ペレ。1958年スウェーデン大会において17歳8ヶ月で記録しました。
ワールドカップ決勝でハットトリックは生まれたか?
決勝でハットトリックが行われたのは、これまでにたった一度。
1966年イギリス大会における西ドイツ対イングランドの決勝において、イングランドのジェフ・ハースト選手が3得点を決め、イングランドが4対2で優勝しました。
(以上 Wikipedia「FIFAワールドカップハットトリックのリスト」参照)
まとめ
いかがでしたか?
イングランドで生まれたといわれるサッカー。ハットトリックという言葉にクリケットの影響が見てとれるのは、サッカーの長い歴史が垣間見えて興味深いですね。
今日ご紹介したトリビアも参考に、4年に一度の祭典・ワールドカップをとことん楽しみたいですね!
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