キリスト教圏で4月に行われる行事の一つ「イースター(復活祭)」が、今年は4月1日にあたるためエイプリルフールとかぶっており、そして、このために「灰の水曜日」が2月14日となり、これまたバレンタインデーとかぶることが、キリスト教圏でちょっとした話題となっています。
一体どういうことなのでしょうか?調べてみました。
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イースターとは?
まずはイースターについておさらいしておきましょう。
イースターは日本語で「復活祭」。
十字架にかけられて死んだイエス・キリストがその3日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教で最も重要な祭典です。
イースターはもともと太陰暦のもとで決められた日なので、太陽暦の現代では年によって日付が変わります。原則として春分の日の後の最初の満月の次の日曜日となります。
イースターには、礼拝や聖歌が歌われ、死と生を象徴するとされる卵がふるまわれます。これをイースター・エッグと呼びます。家庭では肉や乳製品、卵料理が出されます。
エイプリルフールとは?
エイプリルフールとは、毎年4月1日には嘘をついても良いという風習のことです。
いつからどのように始まったのか定説がありませんが、毎年4月1日には世界中で様々なジョークが繰り広げられますよね。日本でも一般的に広まっている慣習となっています。
そんなイースターが、今年2018年には4月1日にあたっており、そのため、エイプリルフールとかぶってしまっているのです。
イースターがエイプリルフールとかぶるのは非常に珍しく、前回は1956年と実に60年以上ぶりのこととなります。
そして、実はキリスト教徒にとって驚きの「カブり」がもう一つあるのです。
キリスト教の典礼の一つである「灰の水曜日(Ash Wednesday)」。
イースターの前46日目の水曜日とされ、カトリック教会では信者に死と痛悔の必要を想起させるため,各人の額に灰で十字架のしるしをつける儀式を行う日となります。この日がイースタから逆算して、今年は2月14日の水曜日にあたることから、バレンタインデーとかぶることになります。
そして、これがキリスト教圏で話題となっているのです。
キリスト教徒にとっては、イースターはあのクリスマスよりも大事な、1年で最も重要な宗教的な意味を持つ日です。
そんな日がエイプリルフールとかぶることに。
海外のネット上では、この2つの奇妙なペアについての記事がたくさんアップされ、驚きつつも楽しもうという雰囲気が感じられます。
そんな大事な日がジョークにまみれたいかにも世俗的なエイプリル・フールとかぶることで、どのように振舞って良いのか戸惑っているのです。
ローマ法王が今年のエイプリル・フールを2日に分けて行い、もう1日は3月29日に行うことを宣言したという、嘘とも本当ともつかないような話まで伝えられています。
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まとめ
いかがでしたか?
イースターとエイプリルフールの関係を見ると、色んなことがわかってきました。
ハロウィーンのように今後日本でも流行るのでしょうか。
今後の展開に要注意です。
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