現在のバレンタインデーに至る
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聖バレンタイン・デーはその後進化を続け、イギリスでは18世紀頃にはバレンタイン・デーに
手作りのカードを交換して愛を伝えることが一般的になりました。
当時はレースやリボンで装飾し、キューピッドとハートを描いた手作りのバレンタインカードが用いられたそうです。
カードを贈る習慣は、その後アメリカ大陸に伝わりました。
1850年代には、アメリカの実業家エスター・ハウランド(Esther A. Howland)がバレンタインカードの大量生産を開始、バレンタインデーにカードを送る習慣は急速に普及していきました。
ハウランドは「バレンタインの母」と呼ばれています。
郵便制度の整備と料金が安価になってきたことも、バレンタインデーの挨拶を送る人気の増加にも寄与しました。
そして今日、アメリカのグリーティングカード協会(GCA, Greeting Card Association)によれば、バレンタインデーには毎年1.3億枚のバレンタインデーカードが購入され、クリスマスに次いで2番目に多いとのことです。
(ちなみにクリスマスは16億枚(!))
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バレンタインデーとチョコレート
ところで、これまでの話にはチョコレートの話が全然出てきていません。
なぜバレンタンデーといえばチョコレートになったのでしょうか?
これは実は日本ならではの習慣。
日本のチョコレート業界の販売促進キャンペーンが始まりであり、女性が男性にチョコレートをプレゼントする、という習慣が日本だけに定着したようです。
2月14日のバレンタイン・デーとチョコレートには何の歴史的関係もないことが分かりました。
バレンタインデーもチョコレートもどちらも外国の文化なので、外国から来たものと思い込んでいましたが、意外でしたね〜!
まとめ
いかがでしたか?
バレンタイン・デーは、実に2000年近くもの人類の歴史と同じ位の年月が積み重なっている、そして海外ではチョコではなくグリーティングカードが贈り合われていることが分かりました。
まあ、チョコにせよカードにせよ、愛情を込めれば気持ちは必ず伝わると思います。
皆さん良いバレンタインデーを!
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