スポーツの秋、体育の日をきっかけに、普段の運動不足の解消のためスポーツに取り組む人は多いと思います。
ところで、体育の日の由来って意外と知られていないのではないでしょうか?
その成り立ちを知ることで、スポーツに取り組む姿勢も変わり、あなたのダイエット計画も上手く行くかもしれませんね!
というわけで、体育の日トリビアをさっそくチェック!
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そもそも「体育の日」とは?
体育の日は、「国民の祝日に関する法律」第2条に規定された国民の祝日の一つであり、「10月の第2月曜日 スポーツにしたしみ(親しみ)、健康な心身をつちかう。」とされています。
「スポーツに親しむ」とは、スポーツを「見る」のではなく「する」という意味であり、健康な心身を培うために体を動かそうという目的があります。
このため、体育の日には、スポーツに関する様々なイベントや催し物が開催されます。
また、スポーツ施設では割引になるところも多いです。
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体育の日の由来
1964年(昭和39年)10月10日から10月24日の期間にかけて、東京オリンピックが開催されました。
1966年6月、国民の祝日に関する法律の一部が改正され、オリンピック開会式が行われた10月10日を国民の祝日として新たに「体育の日」に定めたほか、「スポーツ振興法」で定められていた「スポーツの日」は「体育の日」と改められました。
2000年には、ハッピーマンデー制度の導入により、体育の日は10月の第2月曜日に移動しました。
なお、2017年の体育の日は10月8日(月)となります。
文部省(現・文部科学省)通達によれば、10月10日を体育の日に定めた理由として、「オリンピック東京大会の輝かしい成果とその感激を記念し、これによって体育の重要性について認識を深める意味でその開会式の日を選んだ」とされています(1966年9月22日付総青第205号・文体体第213号 総理府総務副長官・文部事務次官通達)。
日本中に興奮と感動をもたらした東京オリンピックにあやかり、スポーツが国民の健康増進に果たす役割の大きさに思いを致し、皆でスポーツに励もう、ということなのですね。なるほど!
ところで、この通達から面白い発見がいくつかありました。
例えば以下の部分。
「3 諸行事の実施について (途中省略)(1) 体育の日において行事を企画実施する場合は、つぎの行事の参考例を参考とし、それぞれの地域や職域の実情に即して、できるだけだれもがいずれかの行事に参加できるよう配慮されたい。(途中省略)行事の参考例 ア 体育大会、運動会、各種スポーツの競技会、徒手体操の会、民踊のつどい、フォークダンスの会、登山、サイクリング、ハイキング、キャンピングなどの会、歩け歩けの会、つりの会、スポーツ教室等」
体育行事として「つりの会」はギリギリ何とか理解できますが、「民謡のつどい」まで含むとは…
うーん、体育の世界は実に奥深いですね~!
それから、以下の部分。
「4 諸施設の開放について この日には、学校その他公共の体育施設等がひろく一般の利用に供されるようにし、なるべく無料で開放されることが望ましい。また、会社・事業所等のスポーツ施設や営業用のスポーツ施設も同様の趣旨で利用の便宜が図られることが望ましい。」
なるほど、体育の日にスポーツ施設の料金が無料になる根拠がこれなのですね!
体育の日が増える?
ところで、2020年には東京オリンピックが再び開催されます。
今回は10月ではなく7月下旬ですよね。
ということは、もしかして体育の日がまた増えるのでしょうか…?
調べてみると、実際にそうした動きがあるようですよ!
「五輪開会式を祝日に=20年7月24日限り、法改正へ-議連」(2017年8月22日時事通信)
「超党派のスポーツ議員連盟(会長・麻生太郎副総理兼財務相)は22日、東京五輪の開会式が行われる2020年7月24日を祝日とするため、来年の通常国会に祝日法改正案を提出する方針を固めた。与野党の賛成で成立する公算が大きい。ただ、経済界などに祝日増加への反対論があることから、祝日化は20年の1回限りとする方向だ。(以下省略)」
報道によれば、現在、国民の祝日は年間16日あり、これ以上祝日を増やすことへの慎重論があるとのこと。
いやいや、祝日が増えることは大歓迎ですよ~。いくらでもスポーツしますから~笑。
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まとめ
体育の日は、東京オリンピックのレガシー(遺産)だったのですね!
当時のオリンピックの盛り上がりからして、体育の日ができた頃の運動ブームなどあったのでしょうか。興味深いですね。
今年の体育の日、あなたは何をしますか?
運動の前にはくれぐれも準備運動を忘れずに、スポーツを思い切り楽しみましょう!